障害者福祉クイズコーナー
2024.06.01
あめふらぃさんがフェイスブック、インスタグラムで連載してくれている福祉を学べるクイズコーナーのまとめページです!
あめふらしぃの福祉が学べる?障害者福祉クイズコーナーのまとめ
【第16問】リハビリのOTとは「理学療法」のことである?
〇か?×か?
第16問目の解答
正解は・・・×です では詳しく説明します。「理学療法」は何らかの要因で身体の運動機能が低下している人に対して行うものです。例えば、固まった筋肉を柔らかくして身体機能の回復を促します。対して「作業療法」は日常生活を過ごしやすくするためのものです。例えば、一般的に売られている食器では一人で食べにくい人は、食器を工夫して食べやすいように練習したりすることです。
【第15問】障害者差別解消法ができた目的は「共に暮らしやすい社会を実現すること」である?
〇か?×か?
第15問目の解答
正解は・・・〇です では詳しく説明します。 障害者差別解消法ができた目的は「共生社会の実現」つまり「共に暮らしやすい社会を実現すること」です。例えば、お好み焼きが好きな障害当事者がいたとします。その人の家の近くにはお好み焼きのお店があります。 ですが、そのお店に行くにはたくさんのバリアがあります。それを「できる限りなくしていこう」という法律です。
【第14問】相談支援専門員の仕事は「外出時の移動介護を行うこと」?
である○か?×か?
第14問目の解答
正解・・・×です では詳しく説明します 相談支援専門員の仕事は主に「サービス利用計画を作成すること」です 例えば、障害当事者がデイサービスを利用したい場合は まず、相談支援専門員に相談して「サービス利用計画書」を作成してもらいます その他にも障害当事者の生活に関する相談に応じてもらえます ちなみに移動支援が必要な場合はヘルパー事業所に相談してみてください
【第13問】「障害者差別解消法」で定義されている心理的虐待とは?
「財産を不当に取り上げること」である〇か×か
第13問目の解答
正解・・・×です では詳しく説明します 「障害者差別解消法」で定義されている心理的虐待とは「著しい暴言・または著しく拒絶的な対応をすること」とされています。 例えば、著しい暴言の例としては、支援者から「バカ」と言われたり、母親から「あなたを産むんじゃなかった」などです。また「著しく拒絶的な対応をすること」の例としては「家族と同じ食事を与えないこと」などです。 ちなみに、「財産を不当に取り上げること」は「経済的虐待」になります。
【第12問】お酒を飲んだ状況で電動車椅子を運転すると警察に?
A:捕まる
B:注意される
C:話かけられる
第12問目の解答
正解は・・・・Cです 電動車椅子は、言葉からすると「車両かな?」と思うかもしれませんが、法律上は歩行者の扱いになるそうです。なので、飲酒運転にはあたりませんが、たまに心配されたお巡りさんに「大丈夫ですか?」と声をかけられる場面もあるようです。
【第11問】QOLの意味として一番適切なものを選びましょう。
A:人生の1/4頃の時期(20歳後半から30代の事)
B:生活の質
C: 新型車椅子の名前
第11問目の解答
正解は・・・Bです では、詳しく説明します QOL(クオリティー・オブ・ライフ)とは生活の質(健康や幸福だけでなく誰もが充実した生活を送ることができること)を言います。 支援者としては、ただ必要最低限の支援を行うだけでなく、その方にとってQOLが下がらないように支援していく事が非常に大切です。
【第10問】重度訪問介護で出来ないことの説明として一番適切なものを選びましょう。
A:利用者の営利活動中の支援
B: 障害当事者の未就学児の世話
C:キャバクラへの付き添い
第10問目の解答
正解は・・・Aです では、詳しく説明します そもそも「重度訪問介護」とは 常に介護を必要とする重度の障害当事者に対して、ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴、排せつ、食事などの介護、調理、洗濯、掃除などの家事、生活等に関する相談や助言など、生活全般にわたる援助や外出時における移動中の介護や見守り等を総合的に行う支援の事を言います。 その活動の中では当然ですがキャバクラに行く事も可能です。また、あまり知られていませんが未就学児の育児も重度訪問介護のサービス内で支援可能です。(※市町村により異なる場合があります) しかし、『営利活動』(お金を得ることができるお仕事)は支援の対象外とみなされるます。お金を得る行為中にヘルパー支援を使う事は出来ないのです。そのため重度訪問介護を利用することがではできません。
【第9問】ピアカウンセリングの説明として一番適切なものを選びましょう。
□
□□A:障害等の当事者同士が互いに気持ちや悩みを話したり、聞いたりすこと
□□B: 同じ地域に住む人たちがどうすればより暮らしやすくなるかを
□□□□カウンセラーと一緒に話しあうこと
□□C:「ピア」という飲みものを飲みながら話しあうこと
第9問目の解答
正解は・・・Aです では詳しく説明します。 ピアカウンセリングは1970年代初め、アメリカで始まった自立生活運動の中でスタートしました。ピアとは日本語で「仲間」という意味があります。 障害当事者同士で話をすることで障害の大変さを本当の意味で共感しあう事ができます。仲間と話すことで、孤独感の軽減や自己肯定感の回復のきっかけにすることができます。僕自身もピアカウンセラーとして活動しています。ピアカウンセリングと出会えて本当に良かったと感じています。
【第8問】「ノーマライゼーション」の説明として正しいものはどれでしょう?
□
□□A:主な対象者は障害当事者
□□B:主な対象者は貧困者
□□C:主な対象者は全ての人
□第8問目の解答
正解は・・・Cです では詳しく説明します。ノーマライゼーションは「障害の有無や年齢、性別、社会的マイノリティなどに一切関係なく生活や権利が保障される」と言う意味です。つまり対象は全ての人となります。 ちなみにノーマライゼーションは1959年にデンマークで「知的障害者福祉法」が成立したことで、知られるようになりました。 日本では、障害者自立支援法が「障害者の地域生活と就労を進め、自立を支援する観点から障害者基本法の基本的理念」に沿って、2006年4月に施行されました。
【第7問】 障害者手帳の1種と2種の違いはなんでしょう?
□
□□A:医療費の割引の違い
□□B:交通機関の割引の違い
□□C:電気・水道代等の割引の違い
□第7問目の解答
正解は・・・Bです 障害者手帳にある1種、2種の違いは交通機関で受けられる割引が変わります。主な内容は、1種は本人とその介助者、2種は本人のみという場合が多いようです。割引は各交通機関よって異なるので利用する交通機関に確認の上、利用すると良いと思います。
【第6問】「褥瘡」この漢字は何と読むでしょう?
□
□A:じょそう
□B:じょくそう
□C:ふんそう
□第6問目の解答
正解は・・・Bです では、詳しく説明します。僕たち障害当事者の中には身体を動かすことが難しい人も多く、長時間同じ姿勢でいることもよくあります。その結果、体の一つの箇所にずっと圧がかかってしまいます。同じ場所に圧がかかり続けると血行が悪くなり、皮膚が赤くなったり、湿疹がでます。そこから皮膚に傷ができ、穴が空いてしまうことがあります。それを【褥瘡】(じょくそう)と言います。この症状を放置しておくと最悪の死に至るような恐ろしい病気です。僕も過去に小さな褥瘡ができた経験があります。その時はすぐに近くの皮膚科を受診して塗り薬をガーゼに塗って患部に貼ってゆっくり時間をかけて治しました。
【第5問】補装具支給制度を使っての電動車椅子を作り替えは最短で何年ごとにできるでしょうか?(兵庫県)
□
□A:4年
□B:6年
□C:作り替えはできない1回限り
□第5問目の解答
正解は・・・Bのです では、詳しく説明します。これは車椅子ユーザーが持っている車椅子が修理不可能であろうと判断した年数が6年で、それに合わせて6年以上にになったようです。電動車いすを作り変えるのも色々な基準があるんですねー知っておくと役立つと思います。
【第4問】障害者差別解消法が施行されたのは西暦何年でしょう?
□
□□A 2006年
□□B 2016年
□□C 2023年
第4問目の解答
正解は・・・Bです。では、詳しく説明します。この法律の正式名称は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」です。この法律では「合理定配慮の不提供」が差別となりました。合理的配慮とは「障害当事者から配慮してほしい」とお願いされた時に、お店や市役所、公共交通機関に無理のない範囲で対応する事です。具体的には「電車にのる時の段差をこえるためのスロープをだしてもらう事」などです。 詳しくは、
https://www8.cao.go.jp/…/suishin/sabekai_leaflet-r05.html をご覧ください。2024年4月には、障害者差別解消法は改正されています。 2006年は障害者自立支援法が施行した年です。
【第3問】あいえるせんたー逆瀬の名前の由来は1960年代にアメリカでの【IL運動】を基にしていますが【IL】とはなんの略語でしょう?
□
□□A:インディペンデントリビング
□□B:アリエール
□□C:アイ・ラブ・ユー
第3問目の解答
正解は・・・・Aです では、くわしく説明します。まず、【インディペンデント・リビング】とは日本語で自立生活という意味です。 この運動は1962年にアメリカで初めて重度の全身性障害を持つ学生(エド・ロバーツ)がカリフォルニア大学バークレー校入学にしたことがきっかけではじまりました彼は障害当時。 IL運動の考え方はどんな障害があっても誰もが人としての当たり前の尊厳と権利が守られるために、エンパワーメントしあいながら仲間とともに社会を変えていくことです。 後に エド・ロバーツさんはCIL(自立生活センター)という障害者当事者主体のサービス機関を設立します。ちなみにエンパワーメント意味をあいえるでは「その人がもっている力を引き出し湧き出させるサポート」と考えています。
【第2問】 次のうち外出中にてんかん発作が起こった時、最初にすることはなんでしょうか?
□
□□A:口の中にタオルなど入れて噛ませる!
□B:大きな声で名前を呼ぶ!
□ C:安全な場所に移動させる!
第2問目の解答
正解は・・・・C安全な場所に移動させるです。 では詳しく説明します。 てんかん発作とは、脳の神経の異常によって引き起こされる発作です。その症状は人によって色々ですが、例を挙げると・・・ ・体の一部が固くなる・ ・手足のしびれや耳鳴りがする ・どうきや吐き気を感じ意識を失う ・言葉が出にくくなる などがあります。 昔は、舌を噛まないようにタオルを口に突っ込むや箸を噛ませるなど言われていましたが。最近では、噛まれる事や口腔内のケガのリスクがあるのでしない方がいいらしいです。 また、意識を失っているので大きな声をかけたくなりますが・・・これも危険です。中途半端に覚醒をして返事をしようとすることで舌を噛むリスクがあがるようです。 そのため今回の問題の答えは、Cとなります。外出時と言う事なので先ず、本人と周囲の安全確保を優先することが良いとされているようです。 ちなみにたまに登場してくれていることりボーイさんもてんかん発作があり、ことりボーイさんは寝不足や天候の変化が原因で起こることがあるそうです。 発作が起きるとテレビの電源が突然切れたような感覚になるそうです。 今回は僕も勉強になりました。
【第1問】車椅子はいつの時代から存在したでしょうか?
□
□□A : 大正時代
□ B : 江戸時代
□ C : 紀元前
第1問目の解答
正解は・・・・Cの紀元前です それでは詳しく説明します。所説ありますが、車椅子の原型は紀元前500年前までさかのぼります。 当時のギリシャで、当時の人々にとって車椅子は椅子という 認識ではなく、車輪のついたベッドという認識だったそうです。椅子の形に変化したのは西暦500年に中国に存在したようです。 その後、 時は流れて1650年頃ドイツ人の時計職人だった方が手動式の手漕ぎ椅子を発明しました。彼自身も僕と同じ障害当事者だったそうです。 19世紀には現在の自走式の車いすに近いハンドリム(タイヤを動かす部分)を備えた車いすが開発されたらしいです。」 そして1932年には、世界で初めての金属フレームの車いすができたらしいです!!! こうこしてみると改めて車椅子の歴史の深さを感じますよね。