ダンディーゴリラさんの原稿です。ニュースでは、写真などが入ったバージョンで
お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。
ご自身で描かれた再現イラストも見れます。
正規版は とことこニュース56号(PDF)でお楽しみください。
ダンディーゴリラさんこの度、一人暮らし?二人暮らし!!をすることになったので、
ヘルパー募集を緊急で行っているのでダンディーゴリラさんを知ってもらえたらヘルパー活動したくなる!!はずと思い急遽特設ページも作成してヘルパーさん募集しています。
ヘルパー活動にご興味を持たれた方は、「ヘルパーさん緊急募集!!」(作成中)のページも是非、見てください。無資格でも当法人で3日間の研修でヘルパー活動することができます。
「重度訪問介護従事者養成研修」も開催いたしますのでご確認の上、お問合せください。
やらかし?いいえ武勇伝です!! ダンディゴリラ編
皆さん、こんにちは!!いかがお過ごしでしょうか?一日も早くコロナの収束を願うダンディゴリラです。今回は、若き自分のエピソードを書きたいと思います。
※このコーナーはあいえるせんたーの障害者スタッフ達の過去のやらかし(事件)を面白おかしい
武勇伝として自由に語っていただくコーナーです。
エピソード 1『車イスの暴走族』
電動車イスに乗る前の話で、手動の車イスに乗って後ろ向きに足漕ぎしていました。理由は前向きより後ろ向きの方が、動きやすいからです。養護学校の中学 2 年の時から高等部卒業まで学校内の廊下では、「車イスの暴走族」と呼ばれていました。(笑) 特に運動会では、50メートル競走で必ず1着か2着ぐらい速かったです。その運動会の種目であるリレーのアンカーで自分のチームが、優勝した事があります。その時の気持ちは、普通に『やったー!』という感じでした。
あと危なかった事は高等部2年の時、養護学校内のリハビリ室の横にあるベランダの1メートル下へ後ろ向きのままでカーアクションシーンのように落ちた事があります。(笑) 幸い下には、コンクリートではなく芝生の上と車イスの押し手が、クッション代わりになっていて後頭部を打たずに助かりました。当時の事故原因は、スピードの出し過ぎて誤って落ちたのが原因です。(笑)
養護学校卒業後、施設へ入所しても車イスの暴走は続きましたが、あるきっかけで暴走するのを止めました。入所して 3 年目のある日、外で遊んでいた時、友人とはしゃぎ回っていたらスピードを出し過ぎて自分の乗っていた車イスが、横転して右眉毛に 5 針縫うほどの大怪我してしまいました。(笑) このきっかけで暴走族を卒業しました。仲間と暴走族を作った訳もなく自分一人の単独行動です。ヤンキーみたいですね!!(爆笑)
エピソード 2『車イスのドッキリ??』
旅行も結構行っているのでたくさんの思い出があります。その中で北海道へ行った出来事があります。この時の北海道は、33歳の時 7 月に車イスを積んだレンタカーで家族は、妹・母 3 人で日高、富良野(ふらの)、屈斜路(くっしゃろ)湖、網走(あばしり)の 3 泊 4 日の旅に出かけた事です。北海道へ来て 3 日目に屈斜路湖へ行った時、湖の周りを母に車イスを押してもらいながら散歩していました。一歩手前、前ばかり見ていて下に砂場があるのに気づかないままの母は、そのまま自分を乗せた車イスを押し進んでいた時突然、車イスの車輪が砂場に沈みました。同時に車イスから砂場へしりもち状態で落ち、リアクション的に『痛い』ではなく『熱チィ~!!』と飛び上がるような大声で叫びました。(爆笑)
母と妹二人がかりで自分をもう一度車イスに乗せ、振り返って看板を見ると、そこには「砂湯温泉」と書かれていました。まさか屈斜路湖に温泉があるなんて知らなかったです。あの時は、もうホンマに熱かったです。ドッキリかな?と思いました。(笑)
※屈斜路湖の砂湯温泉について※
ネットで調べてみると、今でも湖岸の砂を掘り起こしたら温泉が湧いているという。
エピソード 3『洗濯機の中で…』
前々回の 54 号にも書きましたが、覚えておられますか? 今回は、その事を詳しく書きたいと思います。中学部 3 年生から高等部卒業するまで寄宿舎生活していました。生活に慣れてきた高等部 1 年の時、ある休みの日に洗濯場へ行き、自分で洗濯していました。洗濯物を洗濯機に入れ、後から洗剤も入れてスイッチを入れました。ここまでは順調でしたが、洗い終わった洗濯物を脱水機へ入れた時に排水して確認しました。洗濯機の底には洗濯物が残っていて、思わず車イスから洗濯機を掴まりながら立ち上がりました。そして、手を伸ばしてその洗濯物を取ろうと思った瞬間、自分の身体が頭から洗濯機の中に落ちて逆立ち状態になりました。(爆笑)
洗濯機の中で動けず、約 20 分間の逆立ちのまま大声で助けを求めました。誰か、助けに来てくれるのか?が不安でいっぱいでした。(笑) 洗濯場で洗濯機から足が出ているのを異変に気付いた介助職員さん達によって無事救出されました。この時は冷や汗をかいたけどヤレヤレでした。(笑) 一人の男性職員さんからは『何してねん!!』とツッコまれました。(笑) その後、男性職員さんと相談して自分で洗濯物を取りやすいようにと針金のハンガーを使った特製の長いマジックハンドを一緒に考え作ってもらいました。その特製の長いマジックハンドを使って、高等部卒業するまで自分で洗濯する事が出来ました。この経験こそ自分の自立の原点でもあり鉄板のネタにもなっています。
さいごに
この 3 つエピソードは、すべてフィクションではなく本当に経験した事を書いています。(笑)
他にもまだまだたくさんの武勇伝が、あります。またの依頼があれば、書きたいと思っています。このページを最後までお読みいただき、ありがとうございました。