エンパワメントは「個人や集団の潜在能力を発揮させる考え方」だと言う事が理解できても意味が説明できないとの意見が多かったので私なりの考えまとめてみました。様々な人がエンパワメントを実践の中で使って、解釈されています。私は、どれも素晴らしい実践の元で培われてきたもので狭義(狭い意味)ではそれぞれあっていいと思います。しかし、初心者には解釈が難しいそこで逆に広義(広い意味)ではどうだろうと考えました。
エンパワメントの直訳から考えました。
エンパワー = 権限の委譲(付与) 、 メント = 行為つまり「権限を委ね譲る行為」ぜんぜんしっくりきません。間違っていたらすいません。
次に 権限 = 力 、 委ね譲る = 与える と解釈すると
「力を与える行為」なんか上からですよね?私は神かなんかか?みたいな気持ちになります。
いろいろ試行錯誤した結果 力 = その人が持っている力 、 与える = 引き出し湧き出させるサポート に行きついました。
エンパワメント=「その人が持っている力を引き出し湧き出させるサポート」≪使用例≫
「みんなでAさんをエンパワメントしていこう。」つまり
「みんなでAさんをAさんが持っている力を引き出し湧き出させるサポートしていこう。」
意味は、伝わると思います。エンパワメントの解釈の初めの第一歩として役立ててもらえればと思います。
続きは
障害者主体とエンパワメントの実践例
介助者などの支援現場で障害者主体やエンパワメントが難しいとの意見があったので実践例を作成しました。あくまで参考程度で活用してもらえたらと思います。エンパワメントの手法が様々であくまで当法人の介助者におけるエンパワメントの中の一つと思って欲しいです。
エンパワメントの言葉の意味を知りたい人は「エンパワメントの言葉の意味とは?」を読んでみてください。
≪ 例 題 ≫
・昼食のお弁当の用意する介助
(鞄から弁当を取り出し、レンジで温めて用意する。)
とことこ的にダメな例
□・12時になったので、お弁当を介助者が勝手に用意した。
□ (障害当事者主体×、エンパワメント×)
□※もしかしたら食べたくないかもしれない。人の鞄を勝手に開けたらダメ!
とことこ的にまだまだ新米例
□・12時になったので、本人からの指示がない状態で「○○さん、お弁当準備しますね」と
言い本人の許可を得てお弁当を鞄から取り出す。 ※無許可、許可前の場合はダメな例
□ (障害当事者主体△、エンパワメント×)
とことこ的な支援実践例
□・12時になったので、本人から...
も是非お読みください。最後まで読んで頂いてありがとうごいます!!