なごんさんの原稿です。ニュースでは、写真などが入ったバージョンで
お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。
ご自身で描かれた再現イラストも見れます。
正規版は とことこニュース56号(PDF)でお楽しみください。
あとちょっとお願いします!!
ペンネーム なごん
こんにちは、とことこニュースでは久々の登場のなごんです。今回は読んで頂いた方にも少し考えて頂きたい内容を書きたいと思います。皆さんの町を思い出して下さい。今では当たり前の様に駅や公共施設に車いすで活動ができるようにエレベーターやスロープが取り付けてあって、障害者差別解消法もでき町の中でも車いすの方を見かけるのが多くなってきて、自分らしい生活ができる様になってきたのはとても良い事だと思います。
「何かお手伝いしたいのですが!」と聞かれたことがありました。私はその時に「障害当事者は特別な人」と思っているんだなぁと思い「私達は特別な存在ではなく少しの手助けが必要なだけで、声をかけてくれると嬉しいです。」とお話させて頂きました。少しでも、地域の方に理解してもらえたのなら嬉しいなぁ~と思いました。
公共交通機関も良くなってきているとは言え、まだまだ疑問に思っている事があります、駅のホーム
やバスの中で放送している「お身体の不自由な方にお声を、お掛けください。」と放送されていますがこれって本当に必要なのかなぁー?と疑問に思うのは私だけなのでしょうか?どんな時でも困っている方を見かけたら声を自然と掛けられるあたりまえの地域や町になってほしいものなぁ~と私は感じています。大きいレストランや公共施設などはエレベーターやスロープが義務化されていて車いす利用者は利用しやすくなってきましたが、昔ながらの個人のお店は入口段差があるのが多いので諦めてしまう人が多いのではないでしょうか?
障害者を支援する法律ができ、3年前には障害者差別解消法等が作られて社会的には障害当事者
にとって暮らしやすい社会になって、当たり前の生活ができることは嬉しいです。しかし世間の考え方や見る目は私たち障害当事者を特別な存在で、関わりたくない存在なのかなーと思われる場面が多々見かけられます。そういうことが無くなる街づくりを願っています。町の掲示板に中学生の「心の段差を無くそう」等いい言葉をよく見かけますが、これから障害当事者が理解されて、のびのびと生活できる社会になってもらいたいものですね。私も微力ですが、障害当事者を理解してもらえるような活動を積極的にしていきたいと思います。