恋する季節   ペンネーム 聖☆少女

今回はとことこニュース56号で掲載した。

聖☆少女さんの原稿です。ニュースでは、写真などが入ったバージョンで

お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。

正規版は とことこニュース56号(PDF)でお楽しみください。

聖☆少女さんこの度、一人暮らし?二人暮らし!!をすることになったので、

ヘルパー募集を緊急で行っているので聖☆少女さんを知ってもらえたらヘルパー活動したくなる!!はずと思い急遽特設ページも作成してヘルパーさん募集しています。

ヘルパー活動にご興味を持たれた方は、「ヘルパーさん緊急募集!!」(作成中)のページも是非、見てください。無資格でも当法人で3日間の研修でヘルパー活動することができます。

重度訪問介護従事者養成研修」も開催いたしますのでご確認の上、お問合せください。

恋する季節

こんにちは
聖・少女です。
私が尼崎養護学校を卒業後、カトレアの園に入りました。
入ったその日、初めて家族と離れて寂しかった。
次の日は、カトレアのみんなでお花見 に行きました。
行ったところは通っていた学校の前の老人ホームでした。桜の花 を見に行ったけど、私は『学
校に戻りたいなぁ』と思いながらながめていました。


次の日の朝、職員さんが『おはよう 』とかけれらた声が、お父さんの声に聞こえました。
その日の夜に友達のお母さんの車に乗せてもらって、家まで送ってもらいました。家の玄関でお
父さんとお母さんの顔を見れて嬉しかった。でもお父さんから『カトレアに帰った方がいいよ。
金曜日か土曜日にぜったい迎えに行くよ』と言われてカトレアに帰りました。
夜になると家の事を思い出してお父さん、お母さん、妹は、今頃何しているのかなぁと思ってホー
ムシックになっていました。
それで毎日カトレアから、お母さんに電話をかけて『家にいるのなら来て』って言ったら、電車で
来てくれました。
今思うと大変だったと思います。それでお母さんがお互いに離れる方法を考えて私に『お母さん
はパートではたらきに行く』と言って離れる事になりました。
私も離れないといけないのは分かっていましたが、平日は我慢して土日家に帰る事がとても楽し
みになりました。
しかし、楽しい分やっぱり帰りが凄く悲しくて…
私はあったかい家族が大好きでした。それは、離れて分かりました。家に居てる時は分からなか
った気持ちです。

私が 25 歳ぐらいの時
私と将来一緒に暮らそうねって言ってた 1 番仲良しの 2 人の友達が結婚して『良かった
ね。幸せになってね』と思ったけど、私の気持ちは複雑で友達の旦那さんに、やきもちを
妬いてしまいました。
私の中に結婚と言う焦りもあって、モヤモヤした気持ちになったと思います。その後、私
にも素敵な彼ができました。
つらい時に声をかけてくれたのが彼でした。
この時にやっと彼の存在に気がつきました。
毎日夜になると、食堂や作業場でよくいろんな話をしました。
昔やっていた、とんねるずのテレビ番組のプロポーズ大作戦(公開プロポーズ)、フィー
リングカップル(男女 5 人ずつで質問などをして最終的にカップルになるゲーム)をカ
トレアでした時は、いつも彼を選んでいました。
フィーリングカップルの時は彼も私を選んでくれました。
嬉しかった。
カトレアにいる頃に二人で介護タクシーを頼んでヘルパーさんと西宮ガーデンズに行っ
たこともありました。
そののちに作業場で初めてのキスをしました。
ちょっとびっくりしました。
でも今思うといい思い出です。
若かってんね!
あの頃は、二人で楽しい時間を過ごしていました。

そののちにカトレアがグループホームを作って、彼は離れて行きました。私にもグループ
ホームの話が出ましたが、不安もあり勇気が出ませんでした。
それで私は彼がカトレアに来る木曜日と金曜日が待ちどうしくて、楽しみに待っていま
した。
いつも金曜日の日、彼が帰るのを姿が見えなくなるまで見守っていて、その後で私はい
つも一人で泣いていました。
私は彼と一緒にいつかカトレアに通いたいと思っていました。

二回目のグループホームに行く話が出て、私はお父さんに話をしてカトレアで職員さん
と一緒にいろんなことを勉強して、グループホームに来る事が出来ました。
みんなに感謝をしています。

それで私は今、彼と一緒にあいえるせんたーに通っています。
そのほかにカトレアの園にも通っています。
私は今とっても幸せです。 皆さんありがとう。